
環状八号線と国道16号線に挟まれたエリア
私たちが定義する郊外とは「都心への通勤圏」という意味で、環状八号線と国道16号線に挟まれたドーナツ状のエリアを指します。

例を挙げれば、東京都府中市・調布市、神奈川県川崎市・横浜市、埼玉県川口市・戸田市、千葉県船橋市・柏市・松戸市などで、これらは将来にわたって賃貸需要が見込め、かつ利回りが狙えるエリアだと考えています。
私たちがこのエリアを高く評価している理由は、大きく分けて2つです。
将来に渡って堅い賃貸需要
まず、都心へのアクセスに優れ、住環境が良好なため、さまざまな層の賃貸需要に応えられることです。
環八×R16エリアは1950年~1970年にかけて、都心に通勤する勤労者の住宅として大量に団地が建設され、道路や公園、教育施設などの環境整備が進みました。そのため生活利便性が高く、ファミリー層が暮らしやすいエリアです。
ここ数年はアジア系の若者なども街に溶け込んでいます。快適で安全な住環境を求めるアクティブシニアのニーズもあり、最近は都心への移動を必要としないテレワーク層の需要も増えています。
環八×R16エリアの賃貸需要の堅さは日々、肌で感じています。
下記動画は当社管理の千葉県の物件についてです。駅徒歩15分とかなり離れているのですが、空室だった3部屋がすぐに埋まりました。稼働率は100%を維持しています。
家賃を上げやすいエリアでもある
また「郊外」と聞くと、家賃の下落リスクを懸念する人もいるかもしれません。
しかし実際はこのエリアでは、家賃が約30年間の間、変わっていません。また上記動画の物件だけでなく、更新のたびに賃料が上がる(上げても埋まる)物件も珍しくありません。
つい先日も、千葉・妙典にある駅徒歩18分の物件で、家賃を5万円台後半から1万円ほど上げて入居付けできた事例がありました。
つまり適切に運営さえすれば、家賃はむしろ上げやすいエリアでもあるのです。
このように賃貸需要が魅力な「環八×R16」ですが、他にもメリットがあります。
それは中古RCが多く流通している、ということです。これについては次回の記事でお伝えします。
