今回は単身間取りの物件のリーシングやリフォームの検討材料として、最新の設備ランキングをご紹介します。
目次
付いていて当たり前の設備
まずは『付いていて当たり前、付いていないと家は借りないと思う設備・仕様』のランキングです。
スーモによれば、2017年の調査からトップ5は変わっていないとのことですが、6位以降に変化がありましたのでご紹介させて頂きます。
注目の設備としましては
- (1)独立洗面台
- (2)RC構造
- (3)2口コンロ
などが上位に入っております
(1)コロナ禍で手洗い等の必要性が高まり、独立洗面台の需要が高まったと予想されます。
(2)RC構造については、在宅時間が増えたことによって、騒音を気にする方が増えたことが要因と考えられます。
(3)自宅で自炊する機会が増えたことで、2口コンロの需要も高まったようです。
全体の傾向としては、女性は設備に対するこだわりが強く、男性はそうでもないという傾向があります。
そのため、設備が充実している物件では女性をターゲットにするのが王道で、逆に言えば女性の入居者が多い物件は設備の需要に応えられていると言えます。
一方、3点ユニットなど設備面で差別化しにくい物件は男性をターゲットにリーシングを行うことが望ましいでしょう。

https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chintai/fr_data/setsubi-ranking2021/
付いていなくて後悔した設備
また、『付いていなくて後悔した設備』のランキングを見ると、
- 1位:宅配ボックス
- 2位:追い炊き機能
- (3位:その他)
- 4位:コンロ2口以上
- 5位:独立洗面台
となっています。
これらの設備がない物件は退去理由の一因になる可能性もありますので、リフォームの際に費用対効果が高い設備になりやすいと言えます。
あわせて読みたい


コロナ禍の住環境ニーズ
何度かメルマガの中でも取り上げましたが、コロナ禍を受けて「住環境」に求めるものは大きく変化しています。 下記をご覧ください。 『住宅購入・建築検討者』調査 (202…