【コロナウイルス】各種経済指標と今後の予測

    本記事は公開1~2ヶ月前に配信した不動産投資メルマガの抜粋です。

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    大企業が借入れに積極的

    新聞などでも経済減速の落ち込み予測が報道されておりますが、短期的な危機で収束するのか長期化するのかが今後の焦点になるでしょう。

    直近ではトヨタが1兆円の借入融資枠の設定を要請したり、ソフトバンクグループが最大4.5兆円の資産売却というニュースがありました。

    なぜ現金が5兆円もあるトヨタが借入をするのか不思議に思いましたが、大企業は資金が潤沢にあるというのはイメージの問題で、月の売上が約3兆円弱ということを考慮しますと仮に売上が3割減となった場合、売上1兆円減/月で、5カ月続けば5兆円減になる可能性があります。

    下記のグラフからも資本金の大きさと手元流動性の相関はないことがわかります。

    ビジネスインサイダー記事より

    アメリカの大規模経済対策

    人類史上例をみない危機に際し、各政府が異例の経済対策を実施していますが、27日にはアメリカで220兆円にも及ぶ経済対策が成立しました。

    決して大げさな対策ではなく、危機の大きさを示していると思います。

    バークレイズやゴールドマンサックスなどでは10%以上のマイナスも予想されておりますが、欧米の深刻さに比べてまだ傷が浅いと言えます。

    3月31日、日経新聞

    すでにリーマンショック以上の経済危機と言われている中で日本ではまだ実感が薄いかもしれませんが、アメリカの15日~21日の1週間の新規失業保険申請数は328万件と、過去最大だった1982年10月の69万件をはるかに上回っています。

    長引きそうなパンデミック

    ここで歴史を紐解きますと、過去の人類史のパンデミックにおいてもっとも多くの死者が発生したのはペストです。

    少なくとも1億人以上が亡くなったと言われており、当時の人口約4億人であることを考えると、なんと約3割近い人口減となりました。

    ペストはペスト菌が原因ですが、今回のようなウイルスが原因のパンデミックでは天然痘ウイルスやスペインかぜが代表的です。どちらも死者は約5000万人以上でスペインかぜでは平均寿命が12歳低下したようです。

    また、日本での当時のスペインかぜの感染状況推移(死者数)を見ますと大きな波が2回あることがわかります。

    夏には収まるという要因もあるかもしれませんがウイルスも感染を経て進化する為、ワクチン開発とのイタチごっこになる事は否めません。

    日本におけるスペインかぜの精密分析

    明るいニュースとしましては、本日、米ジョンソン・エンド・ジョンソンが予防ワクチンの臨床試験を9月までに始めるという報道がありましたが、今後は他の企業でもワクチン開発のニュースが出てきて株価などは一進一退となるのではと思います。

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