火災保険を不正利用した賃貸住宅の修繕が問題化しており、ついに逮捕者が出る事態となりました。
問題点は主に2つあります。
①被害の発生時期を誤る、偽る可能性があること
②被害の過大報告
①被害の発生時期を誤る、偽る可能性があること
実際は数年前に発生した被害でも、直近の事案として申請するケースです。
もちろん厳密に判断できないという場合もありますが、原則30日以内に報告するというルールが一般的でした。
ただ、2005年に起こった保険金不払い問題を機に、時効期間内の3年以内に申告すれば容認されるケースが増え、問題が拡大していました。
②被害の過大報告
保険目当ての工事会社やコンサル会社など増えており、確かにグレーゾーンの部分もありましたが、誇大請求をけん制する狙いがあるかと思います。
保険会社の収支も厳しくなり、保険料も値上がりする中で、各保険会社の対応や変更も見極めていきます。

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