コロナバブルと実体経済の乖離

首都圏で賃貸需要が大きいエリア
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日銀が買い支える

景気とは裏腹に株価の回復が想定よりも早く、株式市場だけを見ればコロナバブルと呼べる状況になっています。

下記チャートはリーマンショックの前の高値からの日経平均推移ですが、これを見ますと現時点ではコロナの影響が小さく感じられるほどです。

もちろん、第2波による2番底の警戒感はありますが、日銀の買い支え姿勢を見る限り、売りで攻めるのはリスクが大きいと考える方は多いのではないでしょうか。

日経新聞サイトから抜粋

REITの戻りはまだ鈍い

一方、REIT指数を見てみますと日経平均と比べますとまだ戻りは鈍い状況です。もちろんファンドのポートフォリオごとに下落幅が異なりますので、ホテル、オフィス系には慎重であることが窺えます。

日経新聞サイトから抜粋

失業者はまだ増加続く

また、リーマンショック時には失業者が350万人を超えましたが、現時点での失業者は約178万のようなので、今後さらに失業者が増える懸念は十分にあります。

予備軍として考えられる休業者数は足元で急増しておりますので、まだまだ実体経済への影響はこれからになってくると思われます。

2020年5月30日 日経新聞
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