築53年築の団地の大規模修繕工事

投資家向けのマンション

本記事は公開1~2ヶ月前に配信した不動産投資メルマガの抜粋です。

【出典:2022年2月16日 日経新聞】

旧耐震基準の時代に建てられた築53年超の団地型マンションで、国土交通省の長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金を活用した外断熱改修工事が進められているニュースがありました。

同時代のマンションを建て替えずに性能を向上する方法として、参考になる取り組みとして注目が集まっています。

外断熱改修を実施しているのは、1968年に日本住宅公団(現・都市再生機構)が千葉市内に建設した分譲タイプの花見川住宅計40棟で、2021年4月に第1期工事(14棟分)が着工し、23年12月末までに全棟の工事を終える計画です。

当初は耐震補強費用がかさみ、断熱改修費用まで資金を確保するのが難しいと考えられていましたが、建物がシンプルな造りで耐震基準を満たしていたことが大きいようです。

特筆すべきは今回の大規模修繕で築80年まで快適に住み続けられることを目指しており、今後のマンション改修工事にとって大いに参考になりそうです。

気になる改修費張は40棟で約25億円、このうち約7億円の外断熱回収分は補助金で賄えるとのことです。

また、管理組合がマンション共用部リフォーム融資を期間20年で借りたことで、修繕積立金の値上げを回避できたことも大きな成功事例だと言えます。

将来的な補助金の仕組みや補助金額はポイントになりますが、社会的な要請として建て替えではなく中古物件を活用する政策となれば、さらなる補助金制度の創設にも期待したいところではあります。

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