世界的にはFRBの利上げ幅・速度、QT(量的引き締め)の動向に注目が集まりますが、今のところインフレが落ち着く予兆はないように感じます。
例えば米国では家賃上昇率が15%を超え、さすがに上がり過ぎているため、各州で家賃規制(レントコントロール)の動きが広がっています。

また3月29日のアメリカ債権市場で、景気後退の先行指標としての「逆イールド」(長期と短期の金利の逆転現象)が発生し、景気の先行き懸念が広がっています。
ただ逆イールド発生後、18カ月後に景気後退との専門家の意見もあり、すぐに景気後退になるよりは1年以上の猶予はあるとの見立てが多いです。