前回のメルマガでは、アフターコロナで賃貸需要が高まった駅や人気の設備をご紹介させて頂きました。

今回は、入居者がお部屋探しの際に気にするポイントや最近の傾向をスーモのレポートからご紹介させて頂きます。
入居検討者が実際に興味を持った物件があった際に、平均何社の不動産会社に訪問するかを示したグラフが下記になります。
賃貸客は平均1.5社に訪問する

上記グラフを見ると、年々、訪問する不動産会社の数が減少していることがわかります。
直近では1.5社に訪問するという結果です。
これは最近ではネットで事前に情報を集めてやり取りをして、訪問する際にはある程度、比較検討が完了した段階であると推測されます。
また、グラフは割愛させて頂きますが、部屋探しの際に見学した物件数も上記と同じトレンドをたどっています。直近では2.7物件を見学という結果です。
別のアンケートでは・・・
また、RSC( 不動産情報サイト事業者連絡協議会)のアンケートによると
賃貸物件を成約した人が
「問い合わせをした不動産会社」は平均3社
「問い合わせした物件数」は平均4.5社
と回答したとのことです。
しかし実際には問い合わせだけして離脱する人、内見までして離脱する方もいらっしゃいますので、それらの見込客数と現場感覚を考慮すると、
申込1件の為には反響20~30件、内見5~6件が必要
上記が1か月間の反響、内見目標数の目安になります。
もちろん、物件の特性や募集時期、ターゲットにもよりますのであくまで目安としてご参考にして頂ければと思います。
家賃が上がっても欲しい設備
続いて家賃が上がっても欲しい設備は下記グラフになります

私が注目したのは
一人暮らし →スマートキーの許容度が高い
(2200円までの家賃アップであれば許容できる)
ファミリー →セキュリティシステムの許容度が高い
(2100円までの家賃アップであれば許容できる)
の回答です。現場の肌感覚で言っても納得できました。
リフォームの際は参考になるかと思います。
参考情報:
「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果
( 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC))
https://www.rsc-web.jp/pre/img/201029.pdf
2019年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)
( 株式会社リクルート住まいカンパニー )
https://www.recruit-sumai.co.jp/press/upload/2019SUUMO_chintai_20200902.pdf