1月28日、米スマホ証券会社の「ロビンフッド」はゲームストップを含む、一部銘柄の購入取引を停止しました。
背景には、個人投資家のコミュニティサイトで打倒ヘッジファンドを目的に共闘し、アップルの売買代金を上回るほどの買いが殺到した結果、株価は5倍以上に跳ね上がり、空売りをしていたプロに対して損切り(ショートスクイズ)を迫ったとの見方があります。
現時点では株価操作に該当するかの見極めは難しいですが、ある価値観、商品に共感する人々が集まって目的を達成するという点では、クラウドファンディングや一般的なファンドの仕組みとあまり違いがないようにも感じます。
また、ショートスクイズの手法自体は機関投資家の十八番ですし、アマチュアだからしてはいけないという簡単な話でもなく、底流にはアメリカの分断と経済格差への不満が溜まっていることが課題です。
今後、バイデン政権下で株価及び証券会社の意義が問われてくる可能性はありそうですし、株式市場の混乱は続くのではないかと思われます。
