
不動産投資を成功させる上で、重要なファクターとなる賃貸需要。
郊外に強い私たちだから知っている、あまり知られていない割に賃貸需要の高いエリアをご紹介します。不動産投資のエリア選定に役立てばと思います。
今回は東京都の「小岩エリア」です。

下町風情が残る街、小岩
小岩は江戸川区(千葉の隣)に位置する「下町」エリアです。
実際に南口を降りてみると、商店街が広がっています。

平日の昼間にも関わらず多くの人々で賑わいを見せていました。
3つも商店街にイトーヨーカドーもあり、買い物施設はとても充実しています。
開発によって若返りが進行中
先述のように、小岩には今もなお下町風情が色濃く残っています。
しかし一方で近年、野村不動産や三井不動産等、大手不動産会社による開発も進んでいます。

南口には大型商業施設や、現在建設中の高層マンションが立ち並んでいます。
北口方面も、2031年完了を目途に大規模な開発計画が進められているようです。

駅周辺を見渡すと、ご高齢の方も多いですが若い方も多く見受けられ、
今まさに「若返りが進んでいる街」と言えます。
小岩エリアの賃貸需要
賃貸市場の特徴としては、
①23区内でありながら賃料が低め
②市場の在庫は中古>新築
以上の2点です。
①23区内でありながら賃料が低め

小岩エリアで最も特徴的なのは、他の23区と比較した際、賃料がかなり安いという点にあります。
それでいて都心部へのアクセスは良いため賃貸需要は安定していて、「古くてもいいから都内に安く住みたい」というニーズに応えるエリアとなっています。
(ちなみに私も隣の新小岩駅に住んでいて、家賃の安さを実感しています)
新築賃料は上昇傾向
一方、直近で開発が進んでいる影響もあり、新築物件の賃料は上昇傾向です。
(5~7年前頃と比較すると1万円程度上がっているそう)
中古物件はそこまで大きな影響はありません。
ただ、賃料上昇傾向にある市況下ですので、内装グレードを上げることで賃料アップを確実に狙えるとも捉えられます。
②在庫は新築3:中古7

小岩エリアでは、築20年以上の中古物件の在庫はかなり多く、比率でいうと新築:中古=3:7程度となっています。
そして上記の通り、小岩エリアでは「古くても都内に安く住みたい」というお客様が多くいらっしゃいます。
そのため、中古物件だとしても引き合いはかなり多いです。時期にもよりますが、1〜2か月で成約するケースが大半です。

また、これだけ引き合いが多いと、大々的なリフォーム工事を行わずとも入居者獲得を見込むことができます。
もちろんリノベーションを実施するに越したことはありませんが、中古物件でも大きな手間をかけず需要を見込めるエリアであることは、大変魅力的ではないでしょうか。
まとめ
高い賃貸需要と将来性を両立した小岩エリア。
是非、ご検討エリアに加えてみてください。