2019年2月/現場で感じる不動産市況

    本記事は公開1~2ヶ月前に配信した不動産投資メルマガの抜粋です。

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    各種経済指標と今後の予測

    今回は金融の観点から不動産マーケットの現状を紐解いていきます。

    直近の10年国債利回りは-0.02%前後で直近1年では最低水準を推移しています。

    10年国債利回りの推移(直近1年)

    一方、2016年に付けた最低利回りを更新する勢いは感じませんので、しばらくはゼロ金利前後を推移していくと思います。

    10年国債利回りの推移(直近10年間)

    現場感覚としてもまだ金利は上昇しておらず、金利が不動産価格に与える影響が大きいことを考慮しますと、緩やかな下落はあるとしても大きな価格変動とまでは至らないと考えます。

    次に、日銀が景気判断を行う14指標について、現時点では加熱サインは点灯していません。

    ヒートマップ(日銀金融システムレポート)

    不動産向け貸出の対GDP比

    一方、今年の4月にも点灯すると予想されるのが、不動産業向け貸出の対GDP比率という指標です。

    こちらはチャートを見て頂きますと、今にもトレンドから乖離するように見えますが、今年の4月の発表時においての判断は4月以降の融資姿勢に影響を与えると思われます。

    不動産業向け貸出の対GDP比率

    ここで米国に目を向けますと、S&P /ケース·シラー住宅価格はリーマンショック前を超えています。

    今後、もう一段階の上昇があるかはFRBの金融政策によると思いますが、FRBは景気減速を織り込んで、資産縮小を前倒しで終了すると発表していますので、今後、遠くない未来において調整局面が訪れると考えます。

    S&P /ケース·シラー住宅価格
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